なぜ女性だけスカートをはくの?男性とスカートの関係や歴史を徹底解剖

スカートと言えば女性が履くもの、一般的にはそう認知されています。

なぜスカートは女性特有のファッションなのでしょうか。

歴史を知ると、意外な真実に驚くかもしれません。

女性だけがスカートを履く理由はズバリ…!

When(いつ)
 昔は

Who(誰が)
 男女ともに

How(どのように)
 スカートを履いていましたが

Why(なぜ)
 ズボンの普及により

Which(どちらが)
 男性が

スカートを履かなくなり、女性だけが履く習慣が残りました。

かつては男女ともにスカートだった!ズボンができて男性が履かなくなった

一般的に女性用のファッションと思われているスカートですが、服装の起源を辿ると男性も着用していました。

ズボンが生まれると男性はそれを履くようになり、スカートを身につけるのは女性だけに。

スカートは元から女性だけのファッションだったわけではなく、時代の流れとともに男性が履かなくなった、と言った方が良いでしょう。

古代ヨーロッパでは性別を問わずスカートだった

遥か昔は、男女共にスカートのような形状の衣服を着用していました。

性別を問わずスカートを履いていたのは主にヨーロッパ地域で、農耕文化を持つアジア圏ではズボンが主流だったという説もあります。

アジアのズボンが欧州に伝わり、ズボンを履く習慣が広まったと考えられているのです。

男性は活動しやすいズボンを支持


ズボンが普及すると、その機能性から男性たちの支持を集めました。

乗馬や戦いに従事していた男性にとって、スカートよりも活発に動けるズボンは好都合な衣服だったのでしょう。

当初は短い丈の半ズボンが普及していたようです。

女性のスカートと時代背景

男性がズボンを履くようになった頃は、女性が男性と同様の服装をすることは許されない風潮があったと推測されます。

女性が美しいスカートやドレスを身につけることは、夫や父親の富や権力の象徴だったという話も。

女性しかスカートを履かないのではなく、かつての女性はスカートしか履けなかったのです。

第二次世界対戦を機に女性もパンツスタイルへ


女性がズボンを履く権利を求める運動は、様々な形で行われてきました。

着用が大衆的に広まったのは、第二次世界大戦の頃と言われています。

工場での作業のしやすさから、ズボンを履く女性が増加したことが理由。

当たり前のように履いているズボンですが、女性との歴史は意外と浅いことに気がつきます。

現代にもある男性用スカート

男性がスカートを履いていたのは昔だけ…ではありません。

実は現代にもメンズ向けスカートの文化は残っており、そのスタイルが再認識されています。

・スコットランドの民族衣装「キルト」

「キルト」とは、スコットランドに伝わる伝統的な衣装のこと。

タータンチェック柄が有名で、行事などの正装としても用いられる衣服です。

正式には“スカート”に分類されるものではなく、固有の男性用ボトムスになります。

・ 男性向けの「メンズスカート」

男性用に作られた「メンズスカート」をご存知ですか?

近年ファッションショーでも取り上げられた、メンズ向けアイテムです。

レディース同様にロング丈やひざ下丈などがあるほか、パンツとの重ね着に合わせやすいデザインも。

異性装としてではなく、男性のファッションとして楽める商品なのです。

時代とともに移り変わった女性のパンツ・スタイル 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News(参照2019.6.26)
What is KILT? キルトってメンズスカートなの? | キルトスカートの通販ならBritish Highland(参照2019.6.26)
メンズスカートはファッションとして浸透するか?(参照2019.6.26)

スカートの歴史を紐解こう!過去〜現代のスカート史


衣服の原点とも言えるスカートは、どのように変化してきたのでしょうか。

男女が履いていた時代から、女性特有のものになるまでの歴史を解説します。

原始的なスカートは布を巻いて結ぶだけ

男女共にスカートを身につけていた時代は、布を腰に巻くだけという原始的なスタイルでした。

ロイン・クロス」と呼ばれる、古代エジプト人が履いていたスカートです。

後にウエストに紐を通して締めるなど、布以外の物も組み合わせて作るようになったと考えられています。

中世以降は立体的なデザインや装飾がなされるように


男性にズボンが広まった中世の時代、ヨーロッパでは立体的なスカートやドレスが作られるようになりました。

スカートの内側にフープを入れて大きく広げるなど、見た目を意識した形状が流行したのです。

機能性よりも、装飾性や美しさが重視されていた時代と言えるでしょう。

戦後からスカートの丈が短くなり、多様化の現代へ

戦後の意識変化などにより、社会進出を行う女性が増加。

同時にスカートの丈も短くなり、1960年代にはミニスカートブームが起きました。

70年〜80年代にはマキシ丈やセミロングなど様々な丈のスカートが流行し、ファッションの多様化が促進されていきます。

現在も流行や季節感により長さや素材は様々ですが、より自由にスカートを選べる時代となりました。

スカートの歴史と名前の種類:いろんな見方から説明 | モードの世紀(参照2019.6.26)
新實,五穂(2010)「異性装研究:近代フランスにおける服飾の社会現象(第4回公演)」(参照2019.6.26)PDF
スカートはボトムアイテムとしてはパンツの大先輩(参照2019.6.26)
スカートとは – コトバンク(参照2019.6.26)

知れば納得!?スカートにまつわる疑問アレコレ


男性目線で気になる疑問、女性目線で知っておきたいスカートのトリビアを紹介します。

コーディネートに役立つ情報も必見ですよ。

真冬でも短いスカートを履く心理とは?

寒いのに足が露出するスカートを履くのはなぜか、疑問に感じる人もいるのでは。

女性視点から考えるに、真冬のスカートはファッション性を重視した結果と言えます。

防寒を度外視してでもおしゃれを楽しみたい、女性特有の心理ではないでしょうか。

露出で異性の気を引きたいというよりは、かわいい服で気分を上げるのが主な目的でしょう。

自分自身のために寒さを我慢してスカートを履いているのだと言えます。

スカートの種類によって足長に見える?


スカートを上手に履きこなせば、同じ体型でも美脚に見せることだって可能です。

ポイントはスカートの長さや柄、色にあります。

・ 美脚に見えるのはひざ上丈のスカート

ひざ上、ひざ丈、ひざ下の3種類のスカートを用いた画像上の実験では、ひざ上丈のスカートが最も足長効果が高いという結果が出ています。

中でもタイトスカートやプリーツスカートはその効果が顕著。

足を長く見せたい場面では、ひざ上丈のタイトスカートやプリーツスカートがおすすめです。

・ストライプ柄で細見え効果アップ

無地のスカートよりも、縦のラインが強調されるストライプ柄の方が美脚効果につながります。

ボーダー柄であれば、白無地に対して黒のボーダーである場合に効果的な細見え作用が得られるでしょう。

・ 黒は着痩せの基本

Tシャツを用いた実験ですが、黒と比較すると黄色や赤は太く見えやすいことがわかっています。

最も着痩せして見えるのは黒。

丈の長さもあわせると、ひざ上の黒いスカートは高い足長効果が得られそうですね。

齋藤,森川(2010)「スカートの形状と模様により足の長さは違って見えるか?」(参照2019.6.26)PDF
鈴木,廣瀬,鬘谷(2010)「色彩および柄が着やせ・着太りに与える視覚効果」(参照2019.6.26)PDF
寒くても女性がスカートを履く理由 脚線美を自慢したいから? – ライブドアニュース(参照2019.6.26)

一般的にスカートは女性向けと思われているが、男性用アイテムもある


スカートは主に女性用の服として認知されていますが、元々は性別に関係なく着用されていました。

一般慣習としては女性が履くことが多いものの、男性が履く文化も残っているほか、メンズ用のスカートも存在します。

ファッションもその在り方も多様化の時代。

スカートは性別で選ぶのではなく、個人の判断で着用するかを選択していきたいですね。

出典
青柳(2001,2002)「服装の性差:なぜ女性しかスカートをはかないのか」(参照2019.6.26)PDF
なぜスカートを着るのは女性なのか?専門家に聞いてみた – ライブドアニュース(参照2019.6.26)
男の子はなぜスカートを履いてはいけないのか? | Letibee Life(参照2019.6.26)