犬と猫の「飼い方」の違いは?飼いやすいのはどっち?同時飼いの注意点も


犬を飼うか猫を飼うか、一度は迷うものでしょう。

そんな時は、飼い方の違いから自分にどちらが合っているかを考えるのも一手。

犬猫を同時に飼いたいと考えている方も必見です。

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犬と猫、飼い方の違いはズバリ…!

Which(どちらが)
 犬は

Why(なぜ)
 社会性が高い動物なため

How(どのように)
 積極的に犬と関わる必要があり

What(何が)
 お世話にかかる時間や費用が

猫よりも多くなる傾向にあります。

Which(どちらが)
 猫は

Why(なぜ)
 単独で自由に行動したい気質なため

How(どのように)
 犬ほど積極的な関わり合いが必要なく

What(何が)
 お世話にかかる時間や費用が

犬よりも少ない傾向にあります。

お世話の時間や費用がかかるのは犬、比較的かからないのは猫


犬と猫の飼い方、主な違いはそれぞれの性格や習性が影響しています。

一般的に、お世話に要する時間と費用が大きくなりやすいのが犬です。

犬は散歩や遊びなどのコミュニケーションが必須で、それにかかる時間やコスト、大型になるほどフード代なども増える傾向に。

単独行動を好む猫は積極的な関わり合いが不要な分、飼育労力や出費は比較的少なくなります。

あくまで平均的な特徴であり、犬猫ともに個体差があります。

犬と猫、飼い方に差が出る主な理由

ペットの2大巨頭である犬と猫、その飼い方には差があります。

それは、両者がもつ本能的な性質に理由があるのです。

犬と猫の性格や習性の違いについて見ていきましょう。

・犬は群れで生きる社交的な動物


群れを形成して生きてきた犬、社会性の高い個体が多いのが特徴です。

一緒に暮らす人間を仲間や家族と認識し、コミュニケーションを好みます。

よくお世話をしてくれる人や、家族の中で一番リーダーシップを発揮する人に対しては、従順な傾向に。

体を動かすことが好きで、日々の散歩が欠かせません。

犬の外交的・活動的な習性に適した飼育には、それなりの時間や費用がかかるのです。

・猫は単独で生きる自由な動物

もともと、森の孤独なハンターとして生活してきた猫。

単独行動を好むのは、本能的な性質なのです。

人間と暮らす場合も、基本は猫が一人気ままに活動します。

ご飯をくれる人に懐くことはあっても、従順になって言うことを聞いたり、尽くすようなことは少ないでしょう。

そうした猫の習性を考えると、お世話の時間は犬よりも短く済むといえます。

遊びにかけるコストが小さい、小型の個体が多いといった点も、必要経費が低くなる理由でしょう。

犬と猫、具体的な飼い方の違い


傾向としては、お世話にさく時間や費用が多い犬、比較的少なく済む猫、と表現できます。

どのような部分でその差が出てくるのか、具体的な違いを解説しましょう。

・関わり方の違い

犬は積極的なコミュニケーションを好み、猫は一人で気ままにいたい動物です。

犬に対しては人からの働きかけが多く必要、反対に猫に対して頻繁なアプローチはいりません

散歩の有無で考えれば、その違いは一目瞭然。

外での運動が理想な犬にとって、散歩時間の確保は絶対といえます。

猫に外遊びは必須条件でなく、それよりも室内での運動環境がポイント。

飼い主同伴でなくとも、猫が単独で楽しめれば良いのです。

遊びも運動も飼い主と一緒が好ましい犬は、必然的に関わりあいが多くなる。

逆に、自由にさせて欲しい猫は、じゃれてきた時に構ってあげれば十分。

こうした性格の差が、お世話にかかる時間やコストの差に繋がってくるのです。

・しつけ方法の違い


リーダーへの従属性が高い犬、飼い主がしっかり先導すればしつけは可能で、芸もこなします

お手やジャンプなど色々な芸を教えたい、そう考える飼い主も珍しくないのでは。

教える時間、教室などを利用するなら費用もかかるでしょう。

猫は人の言うことを聞く気質ではなく、芸を覚えさせるのも難しいといわれます。

しつけ不可能ではないものの、猫の性格にあわせた方法が必要なほか、犬よりも根気がいる傾向に。

猫は誰かに従う習性がないので、はなから無理に教えようとしない、という飼い方が無難です。

どうしてもしつけや芸を教えたい場合は、犬以上に時間をかけて行うことになるでしょう。

・トイレの違い

犬はトイレのしつけに労力がいる、猫はトイレのしつけが簡単、とよくいわれます。

犬は決まった場所で排泄する習性がなく、逆に猫は本能的に同じ場所で用を足すためです。

一度トイレを覚えればそこで排泄する猫に対し、犬は繰り返しトイレの場所を教えてあげなくてはなりません。

犬のトイレトレーニングのポイントは、場所を覚えさせることと、成功したらしっかり褒めてあげること。

失敗しても怒らず、気長に訓練を続けましょう。

トイレを覚えやすい猫ですが、綺麗好きなのでこまめな清掃が不可欠です。

共用は嫌う個体が多いため、多頭飼いの場合は1体に1つずつトイレを用意してください。

・お手入れの違い


犬と猫のお手入れで大きく違うのは、トリミングやシャンプーの頻度です。

自分で体を舐めて綺麗にする猫は、シャンプーはさほど必要ありません。

長毛種であれば定期的にお手入れがいるケースもありますが、ほとんどの猫はブラッシング程度で十分。

対して犬は、10日〜2週間に1回程度はシャンプーが必要とされます。

犬は皮脂腺が多いため、お手入れをサボると体臭がキツくなる要因に。

散歩で外に出る機会が多いのも、汚れが溜まりやすい理由でしょう。

毛が伸びやすい品種は定期的にカットすることで、毛玉予防や清潔維持につながります。

・環境の違い

体を動かして遊びたい犬、猫よりも広いスペースが適しています。

大型犬になるほど広さが必要で、寝床やトイレも体格に応じたものを設置しましょう。

しつけができていないうちは、家具などを噛まないように対策グッズを用意しておくのもポイントです。

猫は平面の運動より、高低差のある上下運動を好みます。

広さの確保より、高いところに登れるキャットツリーを置くのが重要。

爪研ぎ用品を準備しておけば、家が傷つくリスクが減りますよ。

環境省(2009)「飼い主のためのペットフード・ガイドライン〜犬・猫の健康を守るために〜」PDF(参照2021.6.16)
一般社団法人ペットフード協会(2020)「犬 飼育・給餌実態と支出」PDF(参照2021.6.16)
一般社団法人ペットフード協会(2020)「猫 飼育・給餌実態と支出」PDF(参照2021.6.16)
ペットにかける年間支出調査 2020|アニコム ホールディングス株式会社のプレスリリース(参照2021.6.16)
【獣医師監修】猫のトリミングって必要? トリミングの頻度とやり方 | PECO(ペコ)(参照2021.6.16)
犬にシャンプーは必要?頻度は?嫌がる場合は?・・・ペットの自宅シャンプーQ&A|ライオン商事株式会社(参照2021.6.16)

犬と猫を同時に飼いたい!どんなことに気をつける?


犬と猫、どちらか片方に決めがたい……魅力溢れる動物ですから当然です。

同時に飼う選択肢もありますが、以下のポイントを理解しておくことをおすすめします。

双方とも幼齢期からの方が適応しやすい?

犬と猫、いずれも幼齢期に迎え入れる方が、スムーズに馴染むと考えられます。

小さな頃から一緒に過ごすことで、互いに順化しやすいため。

ただし、幼い犬や猫を同時に世話することは、容易ではありません。

家にいて飼育に長時間をさけられる人や、犬と猫の飼育に慣れている人でないと難しいでしょう。

どちらか片方が高齢の場合、もう片方の年齢が若すぎると、高齢側に負担がかかるケースもあるので注意してください。

犬が先→後で猫がくる方がスムーズ?


先に犬を飼っていて、後から猫を受け入れる方が円滑に進むかも。

上述の通り犬は社会性が高く、一緒に暮らす人間を家族や仲間と捉えて過ごします。

猫に対しても同様に、犬が受け入れさえすれば、仲間として接してくれる可能性があるのです。

ただし、犬は縄張り意識が強い生き物。

自分のテリトリーにいきなり知らない動物が入ってくると、警戒心を抱きます。

先に犬だけのスペースとしてゲージやサークルを置き、犬が安心できる場所を確保しましょう。

先住犬の方が大切だという態度を取ることも大切です。

・猫が先住の場合は?

先に猫が住んでいて、後で犬がやってくる場合。

猫は他の個体と一緒に暮らす習性がないので、犬とすぐに仲良くなるのは難しいかもしれません。

逆に、犬がいきなりやってくることで、強いストレスを与える恐れも。

高所など猫だけでリラックスできるスペースを用意し、ストレス緩和に努めてください。

別々の空間で飼うのも方法の1つ


急に犬と猫を近づけようとせず、最初はスペースを仕切り慣れさせていくのも良いでしょう。

犬と猫の相性には個体差があります。

それぞれの様子をよく観察し、徐々に警戒心を解いてあげてください。

特に体格に大きな差がある場合、じゃれているだけでも小型の猫にはリスクがあります。

安心して過ごせると確信できるまでは、長時間犬と猫だけにしない、目を離さないなどを徹底しましょう。

【獣医師監修】犬と猫、一緒に飼う場合のポイントは? 同居の注意点について | PECO(ペコ)(参照2021.6.16)
犬と猫は同居可能? 仲よくさせるための飼育のポイントについて|みんなのペットライフ(参照2021.6.16)
【獣医師監修】猫と犬どっちも好き!一緒に飼う方法や仲良し画像・体験談もご紹介|ねこのきもちWEB MAGAZINE(参照2021.6.16)

犬は時間や費用に余裕をもって、猫は比較的労力が低い?性格に適した飼い方を


犬と猫の飼い方の違いは、本能的な習性や性格に由来する点が多くあります。

総合的に見ると、犬の方がお世話の時間と費用がかかりやすく、猫の方が労力・コストが低い傾向です。

多少大変でもペットと積極的に関わりたいか、自分の時間も大切にしながら動物と一緒に過ごしたいか。

あなたのライフスタイルや性格から、どちらを飼うのが良いかを検討してみてください。

出典
田島司(2017)「イヌ好きとネコ好きのパーソナリティの特徴――パーソナリティの多面性とペットのパーソナリティとの類似性について」PDF(参照2021.6.16)
犬か猫か飼うならどっちが飼いやすい?10の比較 | ねこちゃんホンポ(参照2021.6.16)
獣医師監修|猫と犬、飼うならどっち?性格や飼う費用の違いなどを解説|ねこのきもちWEB MAGAZINE(参照2021.6.16)