犬と猫の「トイレ」の違い!しつけの方法やトイレ用品の差を徹底解説

愛らしい犬と猫を欲しいと思っているなら、トイレの知識は必須。

それぞれ異なるトイレ事情があるので、その違いを知っておきましょう。

トレーニングの具体的な方法などもお届けします。

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犬と猫、トイレの違いはズバリ…!

Which(どちらが)
 犬は

Why(なぜ)
 同じ場所でトイレをする習性がないため

How(どのように)
 入念なトイレのしつけが必要です。

Which(どちらが)
 猫は

Why(なぜ)
 同じ場所でトイレをする習性があるため

How(どのように)
 トイレのしつけは比較的簡単です。

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犬はトイレのしつけが重要で猫は簡単?主なトイレ用品にも違いあり


一般的に犬はトイレのしつけをしっかり行う必要があり、猫は比較的容易にトイレを覚えさせることができます。

また、犬はペットシーツ、猫は専用の砂を用いたトイレが主流です。

トイレを覚える能力には個体差があるほか、年齢や環境、しつけ方法などによっても異なります。

犬の排泄習性

犬は基本的に決まった場所でトイレをする習性がありません

トイレトレーニングに根気がいると言われるのもこのためで、家のあちこちでしてしまう失敗が多いと考えられます。

フカフカしたものの上に排泄するのも特徴。

もともと綺麗好きなので、寝室とトイレが一緒だと嫌がる個体もいるようです。

猫の排泄習性


同じ場所でトイレをする習性のある猫は、トレーニングにさほど苦労しないケースが多いよう。

一度トイレを覚えるとそこで用を足すので、しつけの完了は犬よりも早い傾向にあります。

敵に自分の臭いを感知させないよう、排泄物を隠す本能的行動も持つ猫。

非常に綺麗好きで汚れたトイレを嫌うため、こまめな清掃が必須です。

犬の主なトイレ用品は“シーツ”

犬用のトイレで主流なのが「ペットシーツ(トイレシーツ)」と呼ばれるもの。

表面は尿を吸収しやすい素材、その下はポリエチレンなどで水分を漏らさない構造になっています。

犬は個体によって体の大きさが様々なので、ペットシーツもレギュラーサイズからスーパーワイドまでバリエーション豊か。

製品によっては臭いも吸収してくれますよ。

猫の主なトイレ用品は“砂”


排泄物を隠す習性がある猫には、それができる「」タイプの利用が一般的。

専用のトレーに砂を敷き詰め、中に入ってトイレをします。

砂といっても道端にあるようなものではなく、鉱物や木、紙やおからなどが主原料。

トイレに流せるもの、可燃ゴミに出せるもの、埋め立てが必要など、製品により処理方法が異なるので注意してください。

ペットシートとは | シーズイシハラ株式会社(参照2019.7.19)
ネコの体に負担の少ない猫砂とは?猫砂比較実験│CATUX ZEN(キャタックスゼン)(参照2019.7.19)
猫のうんちと猫砂の処理はどうするの?鉱物系の猫砂の処理は要注意 | モフマガ by ペットホームウェブ(参照2019.7.19)

犬猫のトイレトレーニング!それぞれの基本と注意点


愛犬、愛猫と楽しく暮らすためには、相応のトイレトレーニングが必要です。

それぞれどんなしつけがいるのか見ていきましょう。

犬のトイレトレーニングの基本

色々な場所に排泄をしてしまう犬の場合、まずはトイレの場所をしっかり覚えさせる所からスタートします。

ペットシーツは寝床とは別にして、サークル内に設置。

シーツの上で排泄を成功させ、それを繰り返すことがポイントです。

・ シーツ以外に物を置かない

フカフカした場所にトイレをしやすい犬の場合、毛布やクッションなどがあると間違えやすくなります。

ペットシーツ以外のアイテムをトイレのそばに置くのは控えましょう。

・ 排泄タイミングを把握する

子犬だと尿が出る頻度は1時間以内、成犬になると2時間以上は間隔が空くと言われています。

慣れないうちは排泄記録をメモし、トイレのタイミングを把握しましょう。

クルクル回りだす、地面の臭いを嗅ぐなどの行動はトイレサインなので、見つけたらシーツの場所に連れて行ってあげてください。

猫のトイレトレーニングの基本


自然とトイレの位置を覚えやすい猫ですが、最初はやはりしつけが要ります。

猫が落ち着いてトイレに行けるよう、人通りの少ない静かな場所にトレーを設置しておきましょう。

・ トイレサインを見逃さない

犬同様に、排泄が近づいたらトイレサインが見られます。

床を掘るような動きや、落ち着きなくグルグルし始めたら合図。

驚かさないようトイレに連れて行き、場所を認識させてあげましょう。

・ 多頭飼いの場合はマイトイレを各猫に準備

猫が数匹いる場合は、1匹に1つずつトイレを設置するのが基本。

綺麗好きな性格なので、他の個体が使っている所は避けたがります。

猫の数に加え、+1つのトイレがあると理想的です。

・ トイレ掃除はこまめに

繰り返しになりますが、猫は汚れたトイレでの排泄を嫌います。

トイレが汚いと排泄を我慢したり、他の場所で用を足すことも。

砂の中の排泄物は毎日チェックするほか、定期的に砂を丸ごと変える、トレーを洗うなど清潔を心がけましょう。

子犬のトイレの覚えさせ方は?|トイレのしつけ|教えて犬ノート 犬のお悩みスッキリ解決!(参照2019.7.19)
子猫のトイレトレーニング徹底解説!しつけ方から管理まで(参照2019.7.19)
猫のトイレにはどんな種類がある? トイレ選びのポイント・しつけ方法|みんなのペットライフ(参照2019.7.19)

共通事項!犬猫のトイレに関する必見ポイント


違うように見える犬と猫のトイレ事情ですが、共通点もいくつかあります。

どちらも欲しいと思っている方は特に必見ですよ。

怒る、叩くは絶対にNG

最初のうちは失敗することも多いと思いますが、決して強く怒鳴ったり叩いたりしないでください。

怒ると排泄を我慢しがちになったり、別の場所でコッソリする原因になるのです。

犬も猫もスムーズにトイレを覚えるコツは、成功体験の繰り返し。

同時にそれを褒めてあげることも大切なのですよ。

トイレ以外に排泄の臭いを残さない


別の場所で粗相をしてしまった時は、そこをしっかり掃除しておきましょう。

排泄の臭いが残ったままだと、次も同じ場所に用を足すことがあります。

専用の消臭スプレーを使用し、臭いの元になる菌の繁殖を防いでください。

失敗の原因を見直そう

優しく丁寧に教えているつもりなのに、どうしても失敗してしまう。

そんな時は次のポイントを見直してみてください。

・ トイレの形や場所は合っているか

体格に比べてシーツやトレーが小さい、人通りの激しい場所に設置している。

これではペットが落ち着いて排泄できません。

トイレ用品は個体の大きさに合わせて変え、設置場所は静かで落ち着いた所が理想です。

人がくつろぐスペースからは離しつつ、掃除やチェックがしやすい距離感の場所がベストでしょう。

・ 清掃が不十分

特に砂タイプのトイレで注意したいポイントです。

猫が隠した排泄物を見つけられず、埋もれた状態で放置してはいませんか?

不衛生で臭いの元にもなるので、くまなくチェックしてください。

定期的に丸ごと砂を変えるのが一番の予防策ですよ。

・ 病気や老化が原因のことも

排泄の失敗は、病気や老化の表れであることも考えられます。

加齢で排泄のコントロールが困難になっていたり、体調不良による粗相かもしれません。

気になる点があれば、すぐに病院で診察を受けてください。

においへの対処は“除菌”!特に猫は注意を


排泄物をそのままにしておくと雑菌が繁殖し、強い臭いの元になります。

除菌効果のあるスプレーを使って臭いの拡大を防いでください。

シーツや砂の周辺に飛び散っている恐れもあるので、トイレ周りの清掃も徹底を。

特に猫の排泄物は臭いやすいと言われます。

消臭効果の高い砂を使う、フタのついたトイレにするなど工夫すると良いでしょう。

犬や猫の「粗相」はトイレ環境が理由かも 失敗ゼロのために | sippo(シッポ) |(参照2019.7.19)
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ペット(犬・猫)のおしっこ、トイレのにおい対策:くらしの向上プロジェクト| Hydro Ag+ | 富士フイルム(参照2019.7.19)

トイレトレーニング:犬は根気よく、猫は掃除が大事!個体差に応じた対応を


犬は根気よくトイレのしつけが必要で、猫は比較的簡単ですがこまめな清掃が欠かせません。

ペットシーツ向きの犬、砂向きの猫と用品にも違いがあります。

同じ犬猫でも個体差があることを十分に理解し、適切な方法でトイレトレーニングを行ってください。

出典
犬・猫のトイレのしつけとおしっこのにおい対策 | Ag+のチカラで持続除菌 | 富士フイルム(参照2019.7.19)
犬のトイレのしつけ方|覚えられないのには理由がある【プロが解説】 | ペトこと(参照2019.7.19)
【プロドッグトレーナー監修】 [犬のしつけ]愛犬にトイレを覚えてもらうトレーニング方法とは? | ペットニュースストレージ(ペット&ファミリー)(参照2019.7.19)
ドッグトレーナーが教える、犬にとって「トイレ」とは? | DogHuggy(参照2019.7.19)