誕生日をケーキとロウソクで祝うのはなぜ?年齢の数立てる謎、誕生日ケーキに関するトリビア

誕生日といえば、甘いケーキにロウソクを立ててお祝い。

誰もが疑わない当たり前の行為、これにはどんな意味があるのでしょうか。

誕生日ケーキやロウソクの起源を知れば、より気持ちのこもったお祝いができるかもしれません。

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誕生日ケーキやロウソクの起源はズバリ…!

Where(どこで)
 古代ギリシャで

Who(誰の)
 女神アルテミスの

When(いつ)
 誕生日に

Why(なぜ)
 お祝いのため

How(どのように)
 円いケーキにロウソクを立てて捧げたことが

誕生日ケーキとロウソクの起源と考えられています。

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誕生日ケーキとロウソクは月の女神アルテミス信仰が起源説


一説によると、誕生日ケーキにロウソクを立てるのは、古代ギリシャの習慣が起源とされます。

月の女神アルテミスへの供物として、円形のケーキにロウソクを立てたことが始まり。

この文化が子供の誕生日会としてドイツやアメリカへ広がり、そこで「歳の数のロウソクを立てる」という行いも見られるようになりました。

誕生日ケーキとロウソクの起源

誕生日ケーキとロウソクの起源は諸説ありますが、神様への捧げ物だったという説が有名です。

古代ギリシャでは、月の女神アルテミスの誕生を祝い、円いハニーケーキを供える風習がありました。

この時に、ケーキへロウソクを立てていたのが起源。

一時は途絶えたとされる習わしですが、中世ドイツにて、子供の誕生日会として同様の行いが見られるように。

現在一般的になっている誕生日の祝い方、その元になったと推測されます。

・ 魔除けの意味もあった誕生日会

当時のドイツでは、誕生日は悪霊に狙われやすい日と考えられていました。

誕生日会を催すのは、人を集めて悪霊から子供たちを守るため

ケーキには火のついたロウソクが立てられ、1日の終わりに切り分けて食べるのが定番だったそうです。

なぜロウソクを立てるの?


ロウソクに灯す火は、月の女神アルテミスにちなんだもの。

火の明かりを月の光に見立てていたのでしょう。

ロウソクから出る煙にも、信仰的な意味がありました。

煙は天上の神々の元まで昇り、願いを届けてくれると信じられていたのです。

ロウソクの火を吹き消す=宿願成就の象徴?

ロウソクの火を一気に吹き消すと願いが叶う。

海外でよく耳にする、ロウソクにまつわる伝説です。

煙に乗せて願いを神様に届ける、アルテミス信仰の名残と考えられます。

誕生日にロウソクの火を吹き消すのも、こうした宿願成就の言い伝えからきているものでしょう。

年の数だけ立てるのはなぜ?


上述の通り、古代ギリシャの風習だったケーキとロウソクは、ドイツで子供の誕生日会として受け継がれます。

18世紀頃には、歳の数だけロウソクを立てる行いが存在していたとか。

これらの文化がアメリカへ渡り、誕生日ケーキと年齢数のロウソクが浸透したのです。

子供が喜ぶカラフルなロウソクを使う、アメリカンスタイルが広まっていきました。

日本で広まったのはいつ?

日本でも誕生日を祝う習慣自体は、古くからあったとされています。

祝いの席には、餅や赤飯、酒などが並ぶこともありました。

“ケーキを囲んでパーティー”という西洋流の祝い方が伝わったのは、戦後以降

年齢の数だけロウソクを立てる文化も、共に普及したと考えられます。

生まれた日|《公式》創寫舘(参照2020.6.14)
ギフトや引き出物におすすめベイクドチーズケーキ|デボンポート|誕生日ケーキの誕生秘話(参照2020.6.14)
誕生日のケーキに蝋燭を灯して吹き消すことには、どんな意味があるのか。 | レファレンス協同データベース(参照2020.6.14)
誕生日になぜバースデー・ケーキにロウソクを立てて祝うのか? | レファレンス協同データベース(参照2020.6.14)
バースデーケーキのはじまり | クレタ通信(参照2020.6.14)
中世ヨーロッパ発祥!デコレーションケーキの歴史とは | kosodate LIFE(子育てライフ)(参照2020.6.14)
発祥は古代ギリシャ?意外と知らないバースデーケーキの歴史 | ハピバ(参照2020.6.14)
鵜澤 由美(2008)「近世における誕生日 : 将軍から庶民まで そのあり方と意識」PDF(参照2020.6.14)

誕生日ケーキやロウソクにまつわるお役立ち豆知識


誕生日ケーキやロウソクは、古くから特別な意味を持った行いだったのですね。

そんな素敵なイベントをより盛り上げるために、知っておきたい豆知識をご紹介します。

年の数ロウソクを立てなくても良い方法

ケーキに立てるロウソクの数、10歳を越えたあたりから「多いなぁ」と感じてきますよね。

大人の誕生日を祝うとなると、ケーキの上がロウソクだらけ……なんて事態に。

せっかくのケーキを穴だらけにしないための、代替えアイデアを紹介します。

・ナンバーキャンドルを使う


最近は0〜9の数字の形をした「ナンバーキャンドル」が売られています。

年齢と同じ数のものを買えば良いので、どんなに長寿でも3つでOK。

カラフルで可愛い商品が豊富ですから、写真映えもしますよ。

ケーキ屋さんで購入できるケースも多いため、あわせてチェックしてみましょう。

・大小のロウソクを数字に見立てる

ナンバーキャンドルがなくても、年齢を表現することはできます。

サイズの違う2種類のロウソクを用意し、大きい方を10の桁、小さい方を1の桁とすれば良いのです。

これなら、13歳であれば大1本と小3本、計4本で済みます。

ナンバーキャンドルだと、モロに年齢がわかって気恥ずかしい……。

そんな大人世代の方にもピッタリかも?

甘いものが苦手なら主食、おかず系ケーキで華やかに


誕生日に定番のケーキですが、甘いものが苦手な方もいるでしょう。

甘いケーキがなくても食卓が華やぐアイテムが、主食やおかずになるケーキです。

お米や海鮮でできた「寿司ケーキ」、贅沢にお肉が盛られた「肉ケーキ」などがその一例。

海外の料理である「ケークサレ」も、おかず系の食材で作られるケーキですよ。

誕生日らしい豪華さに、盛り上がること間違いなし!

サプライズ度抜群!インパクト重視のケーキ

シンプルなケーキに飽きた方におすすめなのが、見た目のインパクトが絶大なケーキです。

円型ではなく、物や動物の形に作られた“立体ケーキ”。

誕生日の主役の写真がケーキにプリントされた“写真入りケーキ”などが挙げられます。

そのユニークなビジュアルから、誕生日以外のサプライズパーティーにも重宝するでしょう。

誕生日のケーキとロウソクは神様への供物だった!?欧米を中心に世界へ浸透


ロウソクを立てたケーキで誕生日を祝うのは、月の女神アルテミスを信仰していたギリシャの習慣が起源。

この文化がドイツやアメリカに渡るうちに、年齢の数のロウソクを立てるという行いも取り入れられました。

一気に吹き消すことで、宿願成就にも繋がるとされるロウソクの火。

誕生日には意識してみるとともに、ケーキの種類やデザインにもこだわってみてはいかがでしょうか。

出典
【ショック】誕生日ケーキのろうそくを吹き消すと、細菌が最大12000%増加することが判明! 串カツの二度づけはもっと不潔!! (2017年8月13日) – エキサイトニュース(参照2020.6.14)
ご存知ですか?バースデーケーキのロウソクの意味【鈴木杏樹のいってらっしゃい】 – ニッポン放送 NEWS ONLINE(参照2020.6.14)