ジャンケンの「最初はグー」のルーツは?生みの親の有名人、驚きのジャンケントリビアも


ジャンケンをする時、当たり前のように使う「最初はグー」の掛け声。

実はとある有名人が生みだしたことをご存知でしょうか。

最初はグーの誕生秘話から、ジャンケンにまつわる様々な豆知識をご紹介!

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「最初はグー」の発祥はズバリ…!

Who(誰が)
 志村けんさんが

When(いつ)
 「8時だョ!全員集合」放送時に

Where(どこで)
 ジャンケンを使ったコントの中で

How(どのように)
 “最初はグー”の掛け声でジャンケンをしたことから

全国的に浸透したと言われています。

最初はグーを広めたのは「志村けん」さん。あの伝説番組から全国へ浸透


“最初はグー”の発案者は、コメディアンの「志村けん」さんです。

かつての大人気お笑い番組“8時だョ!全員集合”の中で、志村さんが最初はグーを用いてジャンケンを行いました。

これを機に日本全国に広がり、定番化したと言われています。

最初はグーの初披露は8時だョ!全員集合

“8時だョ!全員集合”といえば、全世代に愛された国民的番組。

いかりや長介さんをリーダーに、志村けんさんや加藤茶さんらが属する「ドリフターズ」が大活躍するお笑い番組です。

最初はグーは、この番組の1コーナーで生まれました。

仲本工事さんと志村さんがジャンケンを行い、負けたら罰ゲームをするという内容。

ここで“最初はグー”と言ってジャンケンをしたのが始まりです。

本来は最初はグーの後にも続きがあり、ギャグ色の強い掛け声だったようです。

最初はグーはどうやって生まれた?


元々は、番組が終わった後の飲み会で生まれたとされます。

飲み代を誰が支払うか、それを決めるために考え出した掛け声でした。

酔っ払った者同士でジャンケンをすると、“ジャンケンポン”の掛け声ではタイミングが合いにくい。

そこで“最初はグー”を入れて息を合わせよう、との名案が生まれたのです。

志村さんがこれをTVにも取り入れたことで、ジャンケンといえば“最初はグー”が日本中に広まりました。

最初はグーの意外な効果

ジャンケンで出す手はどれも同じ3分の1ではなく、ややグーを出す確率が高いと言われています。

緊張すると拳に力が入り、グーの形を作りやすいことが一因でしょう。

しかし“最初はグー”を使うことで、その確率は低下。

同じ手を連続で出すのを避ける心理が働くためです。

最初はグーによって初手のグー率が下がると、通常の掛け声よりも出す手が分散されます。

タイミングを合わせる以外にも、絶妙な心理効果が働くのですね。

じゃんけんで「最初はグー」と一般に言い始めた(流行し始めた)時期が知りたい。 | レファレンス協同データベース(参照2020.4.15)

ジャンケンの勝率を上げるコツ!心理戦を制して勝ちへの一歩に


ジャンケンは全て運で決まる、本当にそうでしょうか。

実は人間の心理をつくことで、勝率を上げられる可能性があるのです。

勝率を高める基本のコツがこちら。

最初はグーがなければパーが有利?

上述の通り、一般的にはグーを出す確率がやや多いと考えられています。

“ジャンケンポン”の掛け声であれば、パーを出せば勝率が上がることに。

反してチョキの形は最も作りにくく、初手で出す確率が低い手です。

そのためパー、もしくはグーであれば、最悪でも負ける確率は低くなるという理論になります。

あいこの後に同じ手が続く確率は低い


同じ手を続けて出すのは避ける、これが通常の心理です。

あいこの時に相手がグーを出していれば、次の手でグーを使う確率は低いと考えられます。

チョキかパーを出してくるのが妥当なので、チョキを出せば負ける可能性は低下するでしょう。

連戦のジャンケンは勝ち手にも注目

連続でジャンケンをする時は、前の勝負で勝った手を出しやすくなります。

特に絶え間なくジャンケンが続くなど、考える暇がないほどにその傾向になるのだとか。

特定の手を出して勝った成功体験を繰り返そうとする、行動随伴性によるものと考えられています。

人それぞれの癖によって対策は異なる


戦略別に繰り返しジャンケンをさせる実験では、過去の相手の出し手パターンを分析し、そこから予測する戦略が最も勝率を高めた、という報告があります。

このことから考えられるのは、相手の癖やパターンによって、とるべき対策が異なるということ。

絶対に通用する方法はなく、一番大切なのは相手の癖や心理を見極めること、と言えるでしょう。

牧野,西野,小高,小倉(1997)「繰り返し対戦型じゃんけんにおける戦略の特徴」(参照2020.4.15)PDF
ジャンケンで勝つ確率を上げる簡単な方法 | ライフハッカー[日本版](参照2020.4.15)
勝利の法則 – 日本じゃんけん協会(参照2020.4.15)
心理学者がこっそり教えるジャンケンの必勝法 – [編]暮らしの達人研究班 – 犬耳書店/(参照2020.4.15)

まだまだある!ジャンケンにまつわる豆知識


最初はグーは志村けんさんが広めた、実はこれ以外にも様々なジャンケントリビアがあります。

身近な遊びだからこそ、意外と知らない真実が眠っているかも?

ジャンケンのルーツ

ジャンケンの発祥には諸説ありますが、中国から伝わったと見るのが有力です。

中国には拳を使って勝敗を決める遊びがあり、それが日本に渡って独自の進化を遂げました。

語源はグーを指す「石拳(じゃくけん)」、チョキを指す「両拳(りゃんけん)」などから来ている説が。

3すくみの拳遊戯は、ジャンケンの他にも存在します。

指で蛇・蛙・ナメクジを表して勝負する「虫拳」、手や腕の動きで猟師・庄屋・狐を表現する「狐拳」などがその例です。

グー、チョキ、パーの意味や関係性


ジャンケンは手の形からもわかるように、グーは石、チョキはハサミ、パーは紙を象徴します。

紙は石を包め、ハサミは紙を切ることができ、石にハサミの刃は通りません。

2種類の手が出揃うと勝敗が決まりますが、3種全ての手が出た場合、或いは同じ手同士だとあいこに。

3すくみの関係が成立することで絶対強者が存在せず、勝敗を決める公平な手段として用いることができるのでしょう。

ジャンケンと関係のある遊び

ジャンケンを利用した様々な遊び、子供の頃に経験がある人も多いはず。

懐かしいものから大人になっても楽しめる、ジャンケンを活用した遊戯を紹介します。

・ あっちむいてほい

最初にジャンケンをした後、「あっちむいてほい」の掛け声で向く方向を当てる遊びです。

勝った人が負けた人の向く方向を上下左右から指差しで当て、ハズレの場合再びジャンケンに戻って繰り返します。

昔からある遊びですが、本気でやると大人でも盛り上がりますよね。

・ グリコ


主に階段を遊び場にした「グリコ」も、ジャンケンありきの遊戯。

勝った手に対応する言葉があり、それと同じ文字数だけ階段を登っていけるゲームです。

グーで勝てば“グリコ”で3歩、パーなら“パイナップル”で6歩、チョキなら“チョコレート”でこちらも6歩になります。

ジャンケンと、階段という特殊なスペースを組み合わせたユニークな遊びです。

・野球拳

“野球するならこういう具合にしやしゃんせ”の始まりで有名な「野球拳」。

元々は愛媛県の野球チームが考えたもので、大会に負けた後の懇談会にて生まれた余興なのだそう。

あくまで歌に合わせて踊り、ジャンケンの勝敗を楽しむというものでした。

負けたら服を脱ぐ罰ゲームで有名ですが、これは後のTV番組で取り入れた要素になります。

高橋浩徳(2013)「日本の拳遊戯(上)」(参照2020.4.15)PDF
ジャンケン – 語源由来辞典(参照2020.4.15)
なんで石と紙とはさみなの!?世界にも浸透した「じゃんけん」の歴史と由来 | TABIZINE~人生に旅心を~(参照2020.4.15)
本当は脱がない「野球拳」 松山発祥、90年の歴史|アート&レビュー|NIKKEI STYLE(参照2020.4.15)
書籍:ハイパープレス(2002)「日本人の素朴な大疑問」(参照2020.4.15)
しらべてみよう! | 国立国会図書館キッズページ(参照2020.4.15)
知ってた? じゃんけんの語源(参照2020.4.15)

ジャンケンといえば“最初はグー”!志村けんさんの偉大な発明だった


ジャンケンの掛け声である“最初はグー”は、志村けんさんが広めたものです。

飲みの席で誰が支払うか決める時、酔った者同士でもタイミングを合わせるために行ったのが始まり。

これをTV番組で用いたことで、日本全土に広まりました。

人々を笑顔にさせてくれる志村けんさん、“最初はグー”も皆を楽しませるアイデアの1つだったのでしょう。

出典
服部,細江,石黒,尾崎「ジャンケンの文化的側面と数理解析」(参照2020.4.15)PDF
じゃんけんについて- 日本じゃんけん協会(参照2020.4.15)