ブランドアイテムを安く買えるアウトレット。
安さの理由は、アウトレットの種類によって異なるのです。
お得感を高めるためにも必須の情報をお届けします。
アウトレットの商品が安い理由はズバリ…!
Who(誰が)
メーカーが
Why(なぜ)
在庫を減らし売り上げに繋げるため
How(どのように)
正規品より価格を下げて
アウトレット品として売っています。
Which(どちらが)
アウトレット専用品の場合は
元々安く作られた商品だからです。
安さの理由は2つ!訳あり品orアウトレット専用品だから
アウトレットの商品が安い理由は、主に2つあります。
1つは通常販売できなくなった訳あり品だからです。
売れ残りや規格外商品などを指し、これらは「リテール・アウトレット」と呼ばれます。
もう1つは、「ファクトリー・アウトレット」というアウトレット専用品であるため。
最初からアウトレットモールで売るために作られた、コスパの良い製品です。
そもそもアウトレットとは?
アウトレットは1980年代にアメリカで生まれた販売形態です。
工場で働く従業員が安く買い物できるよう、敷地内にお店を出したのが始まりと言われています。
これが日本に渡り、多くのメーカーがアウトレットを出品する“アウトレットモール”がブームに。
主にリテール・アウトレット、ファクトリー・アウトレットの2種類があります。
・リテール・アウトレットとは
小売店がメーカーから直接仕入れたアウトレット製品の多くが、リテール・アウトレットです。
型落ち品やB級品、廃盤商品などが該当します。
流行遅れのもの、外箱が破れただけなど、製品自体の品質はほとんど変わらないものが多いでしょう。
・ファクトリー・アウトレットとは
製造工場から直接ショップに流通する、アウトレット専用品のことを指します。
アウトレットモールで売ることを前提に作られるため、新品でも非常にリーズナブル。
有名ブランドがファクトリー・アウトレットを手がける場合、ロゴの廃止や素材の代替えなどで正規品とは区別するのが一般的です。
安さの具体的な理由って何?
メーカー側は、訳ありの商品をそのままの価格では売れません。
一方で在庫を抱えるより、低価格でも商品を売った方が売り上げに繋がります。
安くしてでも売りたいという、メーカーの事情が価格に反映されているのです。
ファクトリー・アウトレットは、そもそも低価格商品として作られたもの。
開発や流通のコストを抑えているのが安さの理由です。
アウトレットのメリット・デメリット
アウトレットにはメリットとデメリットがあります。
リテール・アウトレット、ファクトリー・アウトレットに分けて見ていきましょう。
リテール・アウトレットのメリット
シーズン遅れや型落ち品とは言っても、正規品の質はそのままなリテール・アウトレット。
良い物を低価格で買える、アウトレットの利点が存分に活かされます。
高級な服やバッグだと、取り扱いや使用頻度に気をつかうもの。
安く購入できるアウトレットであればプレミアム品も普段使いしやすく、有名ブランドを手に入れたという満足度も高いのです。
ファクトリー・アウトレットのメリット
お手頃価格のファクトリー・アウトレットなら、流行物や季節物に挑戦しやすいというメリットがあります。
一時的にしか着ないもの、普段選ばない色や柄にチャレンジしたい時にも重宝するでしょう。
リテール・アウトレットのデメリット
意図した訳あり品ではないため、色やデザインが安定して確保されていません。
欲しいサイズがなかったり、好みの柄が見つからないケースも。
高級ブランドではない一般的な商品だと、シーズンごとのセールの方が安い可能性も考えられます。
ファクトリー・アウトレットのデメリット
ファクトリー・アウトレットは元々リーズナブルに作られるので、品質も値段相応です。
良い物を安く買えるというイメージで選ぶと、ファクトリー・アウトレットだった場合はお得になりません。
素材や作りにも低コストが反映されますから、理想の使い心地とはほど遠かった…というリスクも高いでしょう。
ファクトリー・アウトレットとは [アウトレット] All About(参照2019.4.19)
【ビジネスの裏側】日本の流通変えたアウトレットモール「第1号」は大阪鶴見…三井、三菱2強が牽引した20年(1/3ページ) – 産経WEST(参照2019.4.19)
アウトレットで損をしない!上手に買い物をする秘訣
リテールとファクトリー、同じアウトレットでも性質が違うことがわかりました。
これを踏まえた上で、アウトレットでの買い物を有意義にするポイントを解説します。
基本はリテール・アウトレットの商品を推奨
アウトレットでおすすめなのは、リテール・アウトレットの商品です。
品質をほぼ損ねず価格が抑えられているので、非常にお買い得だと言えます。
ファクトリー・アウトレットは先に挙げた通り、低価格で販売するための商品。
元から品質相応の価格になっているので、お買い得とは言えません。
タグの表示でリテールかファクトリーかを見分ける
アウトレット商品を見分ける主な方法は、タグの表示です。
ファクトリー・アウトレットの商品にはロゴマークがなかったり、別の名称になっている、値引きシールがないケースが多くあります。
同じブランドから提供されていても、アウトレット専用品の場合はタグの表示が違うことを覚えておきましょう。
正規価格を知りお得度を判断
訳ありなアウトレット品を購入する場合、元々の価格を調べておくのも手段の1つ。
訳に対しての値引き額が見合っているか、自分の価値観と照らし合わせて納得できるものを選びましょう。
ただしいくら値引きが大きくても、故障など性能に問題があるものには注意してください。
他のセールとの比較や購入時期を考える
リテール・アウトレットのデメリットでもあげましたが、高級ブランド以外だと季節のセールの方が安いこともあります。
一般的なブランドなら、他のバーゲンと比較し検討するのが良いでしょう。
在庫を処分する決算期末の前などは、割引が大きくなると考えられます。
アウトレット、土曜の開店時を狙え 金曜夕に商品補充|マネー研究所|NIKKEI STYLE(参照2019.4.19)
アウトレットが得とは限らない?!お買い得品とハズレ品の見極め方 | タイナビスイッチ(参照2019.4.19)
アウトレットにまつわる素朴な疑問
知っておくとタメになる、アウトレット関連の疑問をまとめました。
アウトレット常連から初心者にまで知ってほしい情報です。
なぜアウトレットモールは郊外に多いの?
巨大なアウトレットモールほど、街中ではなく郊外にあることがほとんどでしょう。
店舗密集地を避けることで競合リスクを回避したり、土地や建物の維持費を削減する効果があるためです。
飲食や休憩、レジャーが複合している店も多く、郊外でも集客率を上げるアイデアが盛り込まれています。
プレゼントにアウトレットはあり?なし?
リテール・アウトレットは商品により、化粧箱が付属しないケースがあります。
素人目にはわかりにくい傷や汚れが条件のものもあるため、心情的にもギフトに適しているとは言い難いでしょう。
ごく親しい間柄や、アウトレットに理解がある相手ならケースバイケース。
一緒に選ぶことで失敗を避けるなど、一工夫するのがポイントです。
安さの理由は訳あり品か専用品だから!目的に応じた買い分けを
アウトレットが安いのは正規品の訳ありか、元から安価に作られているため。
前者はリテール・アウトレット、後者はファクトリー・アウトレットと呼びます。
リテール・アウトレットは上手に買うことでお得感を高められますが、ファクトリー・アウトレットは値段相応の質。
目的や何を重視するかを考え、納得できるアウトレット商品を購入しましょう。
出典
今さら聞けない「アウトレット」とは?意味やメリット・デメリットを解説(参照2019.4.19)
アウトレット(あうとれっと)とは – コトバンク(参照2019.4.19)
アウトレットの意味は?賢くお得な訳あり商品!|ポンパレモール(参照2019.4.19)
高級ブランドごとのセールやアウトレット事情について。安売りしないブランドこそ資産価値が高い理由 | 買取キングダム~不要な物を賢く売る買取情報サイト~(参照2019.4.19)