犬と猫の性格・行動の違いとは?性格ごとの飼育のコツやおすすめ飼い主さん

ペット人気の高い犬と猫、どちらを飼おうか迷いますよね。

犬と猫の性格や行動性から考えるのも手段の1つ。

それぞれの違いを知り、どちらが向いているかを考えてみましょう。

犬と猫の性格・行動の違いはズバリ…!

Which(どちらが)
 犬は 

Why(なぜ)
 集団生活をする習性があるため

How(どのように)
 社交的で従順な

性格の個体が多い傾向にあります。

Which(どちらが)
 猫は

Why(なぜ)
 単独で生活する習性があるため

How(どのように)
 自由で気ままな

性格の個体が多い傾向にあります。

犬は社交性があり従順、猫は自由奔放な個体が多い?

一般的には、犬は社交性があり従順、猫は自由で気まぐれな個体が多いと言われています。

個体差があるほか、種類や育成環境などでも違いがあるでしょう。

犬と猫の基本的な性格差は、生態や習性がルーツになっているのです。

人と犬・猫の歴史

家畜化された動物の中で最も歴史があるとされる犬。

狩猟や使役動物として飼われていましたが、現代では盲導犬や警察犬など様々な仕事を持つようになりました。

猫が飼われ始めたのは紀元前3000年頃のエジプトと言われ、ネズミや害虫駆除を目的に飼育されるように。

どちらも最近は家族の一員としての役割が大きいでしょう。

犬のルーツから紐解く性格や習性

オオカミを祖先に持つ犬には、その習性を受け継いだ特徴があります。

犬のルーツとともに性格や行動の特徴を見てきましょう。

犬は上下関係の中で集団生活をする動物

もともと犬は群れで生活をする動物でした。

仲間と一緒に狩りをしたり、互いに守り合って行動します。

チームには上下関係があり、統率力のある犬はリーダーに、それ以外はリーダー犬に従属的になるのです。

家庭犬にもこの特徴は見られ、飼い主が適切に飼育を行えばその人をリーダーと認識して従順に。

逆に甘やかし過ぎると自分の方が上だと思ってしまい、わがままになる恐れもあるでしょう。

散歩や運動が好き

群れで行動する犬は、社会性の高い動物です。

外に出て様々な刺激を受けたり、体を動かすことは当たり前でした。

散歩が大好きな犬が多いのもこれに由来し、社会性の一部だと考えられます。

人の言葉や犬との違いがわかる?

人に対する犬の行動と、犬同士で遊ぶ時の行動は違うのです。

このことから、犬は人を「犬ではない動物」とわかっていると思われます。

猫より脳の神経細胞数が多いという研究結果もあり、これが言語の理解力にも差をもたらしているのかもしれません。

犬の生態と本能・習性 | わんにゃんライブラリー | とやま動物愛護ホームページ(参照2019.5.3)
CNN.co.jp : 「犬は猫よりも賢い」、国際研究で結論 神経細胞数を計測(参照2019.5.3)
犬はなぜ散歩が好きなのか? | わんちゃんホンポ(参照2019.5.3)

猫のルーツから紐解く性格や習性

祖先はリビアヤマネコという動物で、信仰の対象にもなったとされる猫。

犬同様に、どんな性格や習性を持つのかを解説します。

猫は単独で生活をする動物

猫は本来単独で生活する動物です。

共同で暮らす習性がなく、相手に従う、合わせることは苦手とされます。

自由で気分屋と思われるのもこのため。

群れで生活する犬に比べると社交性が低く、一人で気ままに行動するのを好みます。

綺麗好きでこだわりが強い?

自由な性格である一方、トイレや飲み水にこだわりを見せる猫もいます。

基本的に綺麗好きで、汚れたトイレや他の猫との共用は嫌がる子が多いでしょう。

水の味もわかると考えられており、水道水は飲まない、猫用のミネラルウォーターなら飲むなど個体によって好みも違うよう。

周りを気にせず自分好みを追求する傾向は、単独生活に慣れた猫ならではかもしれませんね。

猫は人間を大きな猫だと思っている?

猫同士の行動と猫が人に取る行動には、大きな差がないのだそう。

このことから、猫は人間のことを猫だと認識している可能性があります。

自分よりも体は大きいけど猫は猫、つまり対等だと思っているのでしょう。

名前など簡単な言語なら理解する能力も持っています。

ネコは飼い主をネコと思っている? | ナショナルジオグラフィック日本版サイト(参照2019.5.3)
猫は飲み水に強いこだわりを持つ動物って本当? | PETomorrow(ペットゥモロー) ~明日も うちの子、元気~(参照2019.5.3)
「猫の心」研究の最前線 ~京都大学 心理学研究室 藤田和生教授 & CAMP-NYAN~(前編)│フェリシモ猫部(参照2019.5.3)

性格から考える飼い方のポイント


それぞれの性格から考えられる、飼い方のポイントを紹介します。

住宅環境なども考慮して、事前の準備を整えておきましょう。

犬の性格から見る飼い方

社会性の高い犬は、飼い主である家族との積極的な関わりがポイントになります。

基本は一緒にいることを好みますから、室内に飼育スペースを作ってあげるのが良いでしょう。

犬の大きさに合わせたケージやシーツを準備し、自由に動ける場所は噛むことへの対策も万全にしてください。

・主従関係を認識させる

上述の通り、甘やかしすぎるとリーダーは自分だと勘違いすることがあります。

噛む、吠えるといった行動の要因にもなるため、主従関係を保って飼育するのが大切です。

・ 散歩を定期的に行う

犬は外出や運動が好きな動物なので、散歩は定期的に行いましょう。

ストレス低減や運動不足の解消にも不可欠。

怪我や加齢で歩行が難しくなった場合は、バギーに乗せるなどの方法があります。

犬の飼い方・しつけ方 | Petio[ペティオ](参照2019.5.3)

猫の性格から見る飼い方

一人でいることが当たり前の猫は、基本は自由にさせてもらいたい動物です。

飼い主側から積極的にかまいすぎると、機嫌を損ねてしまうことが。

猫から甘えてきたときに撫でてあげる、というスタンスが向いているでしょう。

爪とぎのトラブルが多いので、専用品などでの対策が必須となります。

・ 避難場所や立体的な遊び場の用意が理想

見知らぬ物や匂いを感じると、多くの猫は身を隠そうとします。

隠れられる避難場所を準備しておくのも、猫の安息には必要なこと。

高い場所を好むため、猫用のタワーを設置するのもおすすめですよ。

・ 多頭飼いは慎重に

社交性のある種もいるものの、基本は一人を好む個体が多い猫。

他の猫や動物がやってくると、大きなストレスを感じる恐れがあります。

多頭飼いを望む場合は慎重を期すほか、個体同士の相性も考えてあげましょう。

猫は単独行動が好きってホント? | アイリスプラザ_メディア(参照2019.5.3)

犬or猫?性格から考えるおすすめ飼い主さん

犬と猫の性格から、どんな飼い主におすすめなのかを独自にまとめています。

個体差があることを前提に、選択の一助にしてください。

犬はコミュニケーションや運動が好きな人におすすめ

一緒に過ごすことや散歩が不可欠な犬は、そういったお世話が苦にならない方におすすめしたい動物です。

たくさんじゃれあって可愛がりたい、ドッグスポーツに興味があるなど、ペットとのコミュニケーションを重視する飼い主に向いているでしょう。

犬と一緒に体を動かす機会が増えるので、健康維持にも一役買ってくれそうですね。

猫はお家でマッタリ派の人におすすめ


マイペースな猫の場合は、積極的に遊ぶよりも眺めてマッタリしたいという人向きです。

気まぐれに甘えてきても気にしない、むしろそれさえも楽しめる飼い主ならたくさんの愛情を注げるでしょう。

犬よりもお世話に割く労力や時間が少ないと言われる猫。

飼い主自身も自分の時間を大切にしたい、そう思う方にもおすすめですよ。

犬は社会性があり従順、猫は自由を好む!個体差も含めて飼育に配慮しよう


犬は社会性が高くリーダーに従順、猫は単独を好み自由な個体が多い動物です。

それぞれの性格から飼い方のコツが見えたり、どんな飼い主に向いているか目安の1つにもなりますね。

あくまで一般的な性格であり、種類や飼育状況によって差があることを理解しておきましょう。

出典
南(2013)「猫の行動学 基礎と臨床」(参照2019.5.3)PDF
猫ちゃんて、こういう生き物!猫の性格と習性 | にゃんペディア(参照2019.5.3)
村山(2012)「イヌの性格を遺伝子から探る」(参照2019.5.3)PDF